こんにちは。村山公啓と申します。
以前は、業務改善botを作った話や、ぐるなびの新卒研修についての記事を書きました。
現在は、店舗・PFR開発Gで仕事をしています。
社外のことですが、今年の9月29日に開催されたAlexaスキルアワードに出場し、特別賞を頂きました!
そのことについて書こうと思います。
Alexaスキルアワードとは
Alexaスキルアワードとは、AIアシスタントであるAlexa上で動作するアプリケーション(通称:スキル)のコンテストです。
私は個人開発で簡単なものですが、3つほどスキルをリリースしたことがあります。前々からAlexaスキルアワードには興味がありました。
この夏Amazon主催のハッカソンに参加し、ハッカソンを通してAlexaスキルアワードにも応募しました。
ハッカソンで何を作ったのか
ハッカソンの概要
7月29〜30日の2日間でスキルのアイディア発案、開発を行う...予定でしたが、7月29日に台風12号が日本を直撃し、7月30日だけの1日開催になりましたw
チーム作り・発案・開発・発表を1日に圧縮して行いました。
私はシルバー向けのスキルを作りたい人とチームを組みました。
チームメイトは、、、
- 直井理恵さん ブログ、Facebook
- 職種:ロボットエンジニア、企画
- ロボット系が大好き
- 目黒達彦さん Facebook、Twitter
- 会社:株式会社 空
- 職種:サーバーサイドエンジニア
- 私 Facebook
- 会社:株式会社ぐるなび
- 職種:サーバサイドエンジニア
と、会社も職種もちょっと違うメンバーが集まりました!
私たちが考えたスキル
互いの案を寄せ合い、よりよいアイディアに収束させます。
知恵を集めた結果、「遠くに住んでいるおばあちゃんの見守りが簡単にできたら嬉しい」、とスキルのイメージがまとまりました。
設計イメージは、
人感センサー(MESH)とAWSの一部サービスを組み合わせ、おばあちゃんを感知した最新時間を記録。一定時間感知しない場合、Twilioで家族に電話がくるというもの。
残念ながらハッカソンの期間では開発しきれず、最終的には持ち帰って開発することに。
後日、私が一日で開発しました。
Twilioは組み込みませんでしたが、MESHとAWSを使いおばあちゃんを見守るセンサー「おばあちゃんセンサー」が完成しました!
Alexaでおばあちゃんセンサーを開くと、おばあちゃんを感知した最新の時間を教えてくれます。
「Alexa、おばあちゃんセンサーを開いて」
「おばあちゃんは2018年9月27日15時40分20秒に居間にいました」
このスキルでAlexaスキルアワードに応募をしたところ、ファイナリストに選ばれました!!!
応募数365作品の内、24作品がファイナリストに選ばれたそうです。
Alexaスキルアワードでプレゼン
ファイナリスト選抜に喜んでいると、あれよあれよとAlexaスキルアワード当日を迎えました。
一般参加者の前でスキルのプレゼンをする時間を3分もらえます。
3分と短い時間なので機能の説明とインパクトを重視しして準備しました。
Alexaスキルアワードのハッシュタグを見ると、このスライドが結構ウケたようです。嬉しい!
また、ペットに使ってもいいよね、とアドバイスを綴ってくれている方もいらっしゃり励みになりました。
Alexaスキルアワードの受賞式
全ファイナリストのプレゼンと審査が終わり、結果発表の時間になりました。
授賞式は進み、同じハッカソンに参加したメンバーが受賞をしたりしました。
自分たちはどうなるだろう。ドキドキが止まりませんでした。
おばあちゃんセンサーはシルバー部門での応募でした。
なのでシルバー部門の発表では一層ドキドキでした。
シルバー部門で選ばれたのは、残念ながら私たちのスキルではなく、「血圧手帳スキル」でした。
画面付きAIスピーカー対応のとても素晴らしいスキルでした。
残るは、最優秀賞…
受賞は絶望的か…
そう思っていたとき、急遽、特別賞枠の増設が発表されました。
祈りが通じたのか、おばあちゃんセンサーは特別賞を受賞しました。
終えてみて
Alexaスキルアワードへの応募から授賞式までを振り返ると色々ありました。
初めてのハッカソン、初めて外部コンテストの応募、初めての外部イベントでの登壇、はじめての受賞と、初めて尽くし。とても緊張しました。
せっかく頂いたチャンスを臆して無駄にすることなく、挑戦できてよかったです。
特別賞という結果が残ったことで私の自信に繋がりました!
反省点もありました。
おばあちゃんセンサーは非常にシンプルな作りです。
もっと機能充実の余地がありました。それこそ、当初予定していたTwilioとの連携が該当します。
シンプルなアイディアゆえに、スライドの方が一般参加者の印象に残ってしまった感も否めませんw
もっとVUIにフォーカスした成果物で挑みたかった後悔もあります。
Alexaのコンテストですから、もっとAlexaで実現できる、ひいては音声操作で実現できるアイディアを考え抜いた上で成果物に昇華させてみたかったです。
次のAlexaスキルアワードではもっと良いスキルをつくり、最優秀賞を狙います!