「会ったことない人と何しゃべる?」フルリモート下で1on1を1年間続けて気づいたこと

こんにちは。ぐるなびでネット予約関連プロダクトのディレクション業務を行っているいしのです。 マネジメントをテーマに、ということですが、昨年度1年間メンバーと定期的に1on1をしていたので、(リモート環境化のコミュニケーションというテーマは語りつくされている気もしますが) その中で感じたことについて書こうと思います。

目次

1on1の実施体制とスケジュール

私が所属するディレクショングループでは、昨年度は社歴の浅いメンバーが多かったこともあり、メンバーとリーダー間のコミュニケーション促進として、十数名のメンバーに対して、5名リーダー陣がローテーションで1on1を実施することになりました。以下のようなスケジュールです。

  • メンバーは毎週1回、リーダー陣のだれかと1on1をする
  • リーダー陣は各メンバーと月に1度程度1on1をする

1on1の内容としては、業務に関すること、困っていること、雑談などなど、特に議題を決めずその時に話したいことを話すという形でした(業務優先でメンバーが勝手にリスケOK)。

1on1で何しゃべる?という話

そこで、1on1で具体的に何を話すのか?について。

業務であまり関わりのないメンバーとの1on1

「グループのメンバー全員と1on1」ということは、業務で関わりのないメンバーも当然いて、フルリモート下でリアルで一度も会ったことがない、採用面談でしか会話実績がない、ということも。 「はたしてこの人は私と話して楽しいのだろうか…いや、仕事だから楽しい楽しくないの問題じゃないんだけど、意味のない時間と思われていないかな…」などと勝手にプレッシャーを感じたりしつつ、とりあえずやってみようの精神で取り組みました。

会話のきっかけとしての「自己紹介スライド」

業務であまり関わりのない人と1on1をする上であってよかったものが、「自己紹介スライド」です。 ディレクショングループでは、入社時に簡単な自己紹介スライド(1枚)を作ってもらうことになっており、簡単な経歴に加えて、好きなものや趣味など書きたいものがあれば書いてもらうようになっています。これが会話のきっかけとしてとても役立ちました。

このご時世、プライベートにうっかり踏み込んでしまうとハラスメントにつながる可能性もあるので、雑談もなんだか難しいな、と感じることもあるのですが、自ら公表してくれている内容なら触れてもOKという線引きができるのがありがたいです。

会話が弾まないときの「仕事の雑談」

ただ、「〇〇さんは✕✕✕が好きなんですね~」「はいそうなんです…」で会話終了、みたいなパターンも無きにしも非ず。そんな時は私は自分の話をするようにしています。おいおい自分語りかよ、って感じかもしれませんが「こんな案件を今やってるんですけど、〇〇が超大変なんですよー」「こういうところに困ってるんですけど、何かいい方法ありますかね…?」など仕事の話の雑談、という感じにすると、自分のことを話したくない人とも仕事関連の雑談ができて、ポジティブなコミュニケーションになる気がします。

業務で関わりがあるメンバーとの1on1

逆に、業務で関わりがありまくる人だと、案件の進捗確認や相談中心で雑談を全くしない、ということもあります。人となりとか趣味とかはあまり知らないけれど、仕事はめっちゃ一緒にしている、というパターンです。

それはそれで有用な時間なのですが、仮に困りごとがあっても聞けるタイミングがないな、という課題もあり、そういった場合は1on1の回数を増やすようにしていました。

1on1をやってよかったこと

1on1を継続したことで、以下のようなメリットやポジティブな変化を実感できました。

  • 「普通の会話」の機会がある

ある日、金髪にしてきたメンバーがいたのですが、参加者が10名以上いるような部署をまたぐ定例MTGでピンポイントに「金髪にしたんですね!」のような1対1の会話は、ハードルが高く感じるときってありませんか?オフラインだったら絶対に「おはようございます。あ!髪型変えたんですね~」となるところもオンラインだとスルーとなる。1on1はそんなちょっとしたコミュニケーションが取れる場でもありました。

  • 業務内容の得意分野がわかる

職歴や過去にやってきた業務内容なども聞けるので、案件の得意分野がなんとなく把握できる(SIerにいたのでゴリゴリの開発案件がいい、元デザイナーなのでデザインディレクションが得意など)。

  • 雑談から、新しい取り組みが生まれる

他社でやっているコミュニケーションの取り組みをうちでもやりたい、似たような仕様書をテンプレ化したいなど、実現につながったものもいくつかありました。

  • 組織に対しての帰属意識を持ってもらえる(気がする)

一般的にもよく言われていることですが、ロイヤリティの向上につながるという点です。社歴の浅いメンバーなどは特にそうですが、1on1でのヒアリングを通して日々の業務のやりづらいポイントをケアしたり、より活躍しやすいようサポートすることで信頼関係が深まり、より長くぐるなびで働きたい、プロダクトをよりよくしたい、と感じてもらえることにつながると考えます。

おわりに

さまざまなタイプの人がいて、業務以外の会話の必要性を感じない、よく知らない人と話したくないというメンバーも当然いるので、無理をする必要はないと思いますが、双方に精神的・業務的負担のない範囲で続けていき、働きやすい組織づくり、よりよいプロダクトにつながるとよいなと思っています。


どうせやるなら明るく楽しく!というマインドで働いています。