こんにちは、2021年にぐるなびに新卒入社した芹澤です。
私たち21新卒は、入社当初の研修からいま(2022年)までフルリモートで仕事をしてきました。
ぐるなび新卒で入社時からフルリモートな世代ということで、21卒同期とともにぐるなびでのリモートワークの現状を紹介したいと思います。
ぐるなびのリモート現状
ぐるなびは、2018年からリモートワークの導入をしてきました。
当時の記事が以下になります。
developers.gnavi.co.jp
2022年9月現在、開発部では出社するかどうかは個人の自由になっています。
『会社の方がはかどるから出社している』という人もいれば、私のように『自分用の環境を整えて自宅で仕事をしたい!』と一度も出社しない人もいます。
仕事の仕方に関しては上記のように自由なので、私の周りを見ても満足度が高いと思います。
出社をするタイミング
出社自体は自由ですが、社員の方々はどのようなタイミングで出社しているのでしょうか?
その実態を、さまざまな部署で活躍している同期に聞いてみました。
部署の関係上出社しなければいけないタイミングがある
気分転換になるのでたまに出社している
出社した方が捗るので、集中したいときに出社する
上記のように、普段から出社する人は少なく、たまに気分転換で出社している人が多いようです。
ぐるなびのリモート研修
今までの記事で、新卒研修がどんなものかを書いたものがあります。
こちらの記事は2017年のものですが、カリキュラムはあまり変わらず以下の通りです。
- 4月〜5月 総合職と受講する合同研修
- 5月〜6月 技術研修
- 7月 配属・OJT開始
- 10月 OJT終了(チームによって終了時期は異なる)
なのでここではリモート下の研修がどうだったかにフォーカスしました。
研修は出社とリモートのハイブリッド
4月〜5月の合同研修では出社とリモートどちらも活用されていました。
外部の講師の方を招いたマナー講習などでは出社していましたが、この時期は新型コロナの第4波が来ていたこともあり合同研修の約5割ほどはリモートでした。
ですが、私の印象では『リモートだからわかりづらかった』というような点は特にありませんでした。
また、同期や社員と交流を深められたのも出社していたからこその利点でした。
5月〜6月の技術研修はフルリモートだったため、以前まであったらしいランチ会などもなく部署の雰囲気を掴みにくく、どの部署が自分に合いそうなのかの判断が難しかった印象です。
ですが開発人事の方が自分にあった部署を探してくれたので、配属した今ではとても満足しています。
リモートネイティブのメリット
入社2年目になりリモートワークにも少し慣れてきたところなので、出社時代を経験したことがないリモートネイティブな21卒が感じたリモートワークのメリット・デメリットをまとめました。
まずメリットからです。
自分にあった仕事のしかたができる
やはりリモートワークは仕事のしかたが自由なことが嬉しいですね。
ひとりで作業する時間はスピーカーで音楽を聴いて集中したり、昼休憩はベッドで仮眠を取れたり、仕事中のひとり時間の自由度が高いことがリモートをしていて快適に感じました。
また、ぐるなびではフレックスタイム制が導入されていて、コアタイムは決まっていますが始業/終業時間を自分にあった時間に変えられます。
環境面
仕事をする環境を自分好みにできることもメリットですね。
『ディスプレイは湾曲ワイドが良い!』『キーボードは東プレしか勝たん!』など自分好みの環境を作れるのはリモートならではの利点だと思います。
ちなみにぐるなびではリモートワーク手当が出るのも嬉しいポイントです。
また、それほど服装に気を使わなくても良いのも良い点です。 ミーティングでカメラをオンにするため上は人に見せられるシャツ、下は動きやすいスウェットなどで仕事をすることも可能です。
自由に使える時間が多い
業務時間外にもメリットはあり、通勤時間が発生しないので睡眠時間を確保しやすかったり平日でも自己研鑽の時間を多く取れたりします。
その影響もあってか、資格を取得していた同期が多くいた印象です。
リモートネイティブのデメリット
私たちが感じたデメリットは以下の3点です。
新卒の不安に拍車がかかる
新卒ならではの不安として、『自分は周りと比較して頑張れているのか?』や『自分の作業スピードは遅い方なのか』など、仕事の基準がまだわからないことが挙げられます。
リモートワークでは周囲の先輩方や同期が働く姿を直接見ることができず、他人との比較ができないため、その不安に拍車がかかることがデメリットだと感じました。
また、開発部に配属された時からリモートだったので気軽に相談できる雰囲気になるまで時間がかかりました。
オンラインコミュニケーション
コミュニケーションの取り方が難しいことも大きなデメリットだと感じました。
ちょっとした雑談もリモートでは対面にくらべ低頻度になりがちだったり、その場の空気感が感じ取りにくいため質問しづらい場面がありました。
同期の意見としては他に『配属後、部署に馴染むのに時間がかかった』『リモート会議に慣れない』『同期とのつながりが少ない』などがあがりました。
ですがこのオンラインコミュニケーションの難しさは新卒だけでなく皆感じているようで、この課題を解決するために開発部の一部で最近『Gather.Town』というバーチャルオフィスツールを導入し始めました。
画像のようにどこか懐かしさを感じるドット絵が特徴で、人どうしが近くに集まったり同じ部屋にいることで会話ができます。 ビデオ通話や画面共有などもできるのでZoomやGoogle Meetのカジュアル版のようなものになります。
このGather.Townを使うことで擬似的なオフィス空間が体験でき、個人のデスクも設定できるので『ちょっと聞きたいことがあるけどミーティングを組むまででもない』場合や『急ぎで確認しなきゃいけないけどSlackの反応がない!』という時にGather.Town内でその人のデスクに聞きにいくことでファーストコンタクトのハードルが下がりコミュニケーションが活性化しました。
在宅による弊害
在宅でリモートワークをしてみて分かったことですが、プライベートと仕事のオンオフ切り替えが難しいと私は感じました。
というのも、一人暮らしだと仕事も趣味の時間も同じ空間で気持ちのメリハリをつけにくいです。
モニターに繋いで仕事をして、休日同じモニターでゲームをしているとなんとも言えない気持ちになってきます。
リモート下での1日の時間の使い方
ぐるなびのエンジニアはどのようにリモートワークを活用しているのか、同期複数人のスケジュールを参考に例を載せました。
実際のスケジュール
Aさんのパターン
あるAさんは通勤時間がない代わりに、朝にランニングをしています。 また、定時は18時ですが19時まで社内勉強会に参加するためフレックスを利用して『9時出勤、18時退勤』のところを『10時出勤、19時退勤』に変えています。
ぐるなびではフレックス制を導入しているのでこのような働き方も可能です。
業務時間以外の時間が長いのもリモートワークの利点で、Aさんのように平日でも余裕を持って勉強に取り組んでいる人もいました。
Bさんのパターン
とあるBさんは9時出勤なので、余裕を持った起床時間になっています。
起きてすぐ仕事を始められたり、昼休憩中に仮眠を取れるのも良いポイントですね。
Bさんのようにリモートワークの良さを活かし、余暇の時間を最大限趣味に活用している人もいます。
まとめ
私たちは配属直後からリモートワークでしたが、コミュニケーション面のデメリットがとても大きく馴染むのに時間がかかりました。
ですが、環境を自分好みにできたり余暇時間を自由に使えたり、メリットも多くありました。
ぐるなびはフレックスやリモート補助などの制度もあり、リモートワーク環境はとても整っていて働きやすいと感じます。
リモートならではのコミュニケーションの難しさはありますが、リモートが一般化しつつある今、工夫し改善していきたいですね。
執筆者紹介
飯塚
- Promotion & EC Development Sectionのフロントエンドエンジニア
- 趣味:ゲーム、料理、散歩
岡
- Back Office Development Sectionのバックエンドエンジニア
- 技術:Salesforce(Apex), Heroku, AWS
- 趣味:ゲーム、ドライブ(MT車所持)、キャンプ
芹澤
- Eat In Service Development Sectionのフロントエンドエンジニア
- 趣味:ゲーム、釣り
藤原
- Eat In Service Development Sectionのバックエンドエンジニア
- 趣味:ゲーム、野球観戦
和田
- Eat In Service Development Sectionのバックエンドエンジニア
- 趣味:ゲーム、外食