TechCrunch Tokyo 2017に参加してきました

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こんにちは。あおきです。少し前になってしまいますが、11/16、17に渋谷ヒカリエで開催された「TechCrunch Tokyo 2017」に行ってきました。

この記事ではTechCrunch Tokyo 2017を、ぐるなびエンジニアの目線でお伝えします。

TechCrunch Tokyo とは

TechCrunch Tokyo はTechCrunch Japanが主催する日本最大のスタートアップのための祭典です。ぐるなびはGoldスポンサーとして4年前から協賛しています。

ぐるなびの協賛目的は情報感度の高いスタートアップ企業と交流することでビジネスの協業を模索することです。

また、会場入りすることで大手企業の動きからは読み取れない技術潮流をエンジニアやスタートアップ企業の動きからキャッチアップすることもできます。私も最新技術動向のキャッチアップのため会場入りしてきました。

イベント会場の様子

受付

ヒカリエの11階までエレベーターで上がり、エスカレーターで1階下がった10階が会場です。エスカレーターで下がるときに柱巻広告が見えました。ぐるなびも今年は柱巻広告を出していたので、記念に広告の前で撮影。



受付を済ませて、チケットをもらいます。


 

無限コーヒーがうれしい

受付を済ませたら、早速無料提供の品に手を伸ばします。


やっぱり無限コーヒーはありがたいですね。

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マカロンの味は5、6種類。これはTCのロゴ入り(違うプリント柄もありました)。

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クッキーもいただいちゃいました。こっちはIBM BlueHubのプリント柄。

メインホールでは流行サービスの対談など、多くのセッションを開催

無料の品をいただいたら、メインホールのホールAへ。


こちらの写真はメインのホールAの入り口。

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こちらはホールAの中。聴衆でだいたいの席が埋まっています。

ホールAではGoogle HomeClova WAVEなどの会話型AIアシスタントなど世間での関心度の高い商品やサービスのセッションが多数ありました。

中でも印象に残ったセッションについて書きます。

CASH

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ブランドのアイテムをモノを送る前に現金化できるアプリ「CASH」。ローンチ直後からユーザが殺到した結果、高負荷により16時間でサービスを一時的にストップするなど話題となったサービスです。CASHを運営する株式会社バンクの代表取締役CEOの光本勇介さんが登壇し、サービスへの想いなどを語っていました。

品物の売り先、品物の回収率がどのくらいなのか、具体的なところは語られませんでしたが、もっとも印象に残ったのは「性善説に基づいたサービスを設計した」というお話です。サービスを運営していると、人の悪意を想定した作りにしてしまうもの。性善説に基づいたサービスが成り立たないか実験している、という考えにすごく興味が出ました。

広告もたくさん打たれているCASHは利用者も増えていると思うので、1年後くらいにまた成果を聞いてみたいと思っています。

デモブース・展示ブースでは話題のソフトウェアやガジェットに触れる

もう1つのホールBはデモブースや展示ブースです。デモブースでは、Clova WAVEや日本語対応したばかりのSlackなどの実際の動きを見ました。ClovaはLINEの読み上げ機能がありますが、個人アカウントではなく家族アカウントの読み上げとのことで、プライベートが家族に暴露されることはなさそうです。

SlackはSlackによる仕事の効率化を目指しているとのこと。裏でカレンダーと連携しMTGの予約ができたり、労務人事システムと連携して稟議承認ができたりと、Slack上で済んでしまうことが多くなります。

ほかのセッションやデモについては、こちらのスケジュールからも確認できます。

スタートアップバトル

ファーストラウンド出場企業

TechCrunch Tokyo 2017 1日目にファーストラウンド出場の20社のプレゼンがおこなわれました。どの企業が出場したかはこちらにまとめられています。

ファーストラウンド出場企業20社中15社を聞きました。

所感
15社分の発表を聴講しましたが、職人さんの仕事斡旋アプリ「助太刀くん」や建材比較サービス「truss(トラス)」などのありそうでなかったサービスが多いと感じました。また、子供の習い事体験提供サービス「スクルー」やアプリで簡単に保険契約ができるサービス「justInCase」などの日常を少し便利にするもののような、C向けのサービスも多かった気がします。

私の中で最も印象に残ったのは、AIヘッドハンティングサービスの「scouty」。SNSでの発言やGitHub等のアウトプットを収集し、退職時期をAIで予測。まだ退職していないうちからスカウトできる仕組み。まだ転職成功例はそこまで多くないようですが、エージェント経由等よりは成功率が高い様子。自社社員のスカウトはしないでほしいが、予測された退職時期は知りたいという審査員も。確かに、退職時期などをAIで予想できるとなると転職ハンティングだけでなく、活用できる幅は広そうです。

ファイナルラウンド

2日目には、ファーストラウンドを勝ち抜いた6社によるファイナルラウンドがおこなわれました。

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光による演出がイベントを盛り上げます。

ファーストラウンドのプレゼン時間は1社につき3分間でしたが、ファイナルは1社につき5分間となります。 ファイナルラウンド出場企業はこちら

クライアント賞

Goldスポンサーはクライアント賞を出せるので、ぐるなびもクライアント賞(ぐるなび賞)を出させていただきました。複数の候補はあがりましたが、お店の空きスペースを荷物預かり所として解放するサービス「ecbo cloak」さんとさせていただきました。

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ぐるなび賞受賞のecbo cloakさんにぐるなびギフトカード10万円分を授与。

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受賞理由

荷物預かりが飲食店にとって新たな収益の可能性になることと同時に、足を運んでもらうことがリアルの送客になることも十分にあるので、飲食店をサポートしているぐるなびとの親和性が高いと感じたことです。

最優秀賞など、受賞企業の情報はこちらにあります。

最後に

ホールBでのデモステージは昨年はなかったと思いましたが、見るものが多くなり2日間充実のプログラムでした。実はぐるなびはスタートアップバトルのクライアント賞の授与時の企業パネルにも力を入れていて、遊びごころがあるデザインが個人的にとても気に入っています。あっと驚くようなスタートアップの出現はもちろんですが、また次のパネルデザインにも期待しています。


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‘あおき’

ぐるなびWebサービスの開発やエンジニアブログの運営を担当。ぐるなびのママエンジニアの先駆けとして日々奮闘中。