GitHub の設定を増やすより、運用の曖昧さを減らしたかった — ぐるなびウエディングで見直した GitHub 運用

こんにちは。ぐるなびウエディング開発チームの渡邊です。普段はバックエンドエンジニアとして開発・運用を担当しています。

ぐるなびウエディングのリニューアルでは、これまでに次の3本の記事を公開してきました。

これらの記事では、言語統一、フロントエンド設計、モノレポ開発基盤といった土台の話を扱ってきました。 今回はその続きで、構築した基盤をどう運用してきたかの話です。

テーマは、開発を続ける中で地味に困っていたことをどう減らしてきたか、です。 PR に何を書くかが人によって揺れる、変更内容とレビュー先の対応を毎回確認しなければいけない、緊急度の違う更新が同じ流れに来る——そういった類のことです。

この記事では、こうした課題に GitHub のどの機能やワークフロー設計を使ったのかを、運用の意図とあわせて紹介します。 実装の手順を追う記事ではありませんが、設計のヒントが伝わるように、効果の大きかった工夫を絞って取り上げます。

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【エイプリルフール】管理画面で一回更新するだけで、コードとFigmaの多言語が全部同期される話(※本当です)

1. はじめに:今日はエイプリルフールですが、嘘みたいな本当の話です

皆さん、こんにちは! 株式会社ぐるなびで Principal Tech Lead を務めている小向です。

本日はエイプリルフールですが、嘘のような本当の話をします。

「管理画面を一度更新するだけで、アプリのコードもFigmaも、多言語対応がすべて自動同期される」

こう聞くと、「結局は誰かが手動で調整しているのでは?」と疑いたくなるはず。 エンジニアとして至極まっとうな反応です。

しかし、私たちが取り組んだのは、

「人力を排し、その労力を『自動化の仕組み』へ完全に移行させること」

でした。本記事では、この「嘘みたいに効率的な同期の仕組み」を具体的に解説します。

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JAWS DAYS 2026 登壇レポート:CCoEはAI指揮官へ。Bedrock × MCPで構築する「自律運用基盤」の設計思想

こんにちは!技術戦略室 CCoEグループの石井です。普段は、CCoEとして全社的なガバナンス強化を目指し、クラウド利用の最適化と可能性の最大化に取り組んでいます。具体的には、「コスト最適化」「クラウドセキュリティ」「アセスメント」の3つを軸に、ビジネスの柔軟性と競争力を高める活動を行っています。

先日、2026年3月7日に開催された JAWS DAYS 2026 にて、登壇させていただきました。本記事ではその内容の振り返りと、当日話しきれなかった実装の裏側、そして初めての外部登壇を終えた感想をお伝えします。

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シークレットと環境変数とAI

こんにちは。開発部 技術戦略室の吉村と申します。今年の1月からAIコーディングエージェントをフル活用した1人開発によって、PoCの新規プロダクトや、ちょっとした社内ツールを爆速で立ち上げるような仕事をしています。今のところ1ヶ月1プロダクトペースで開発サイクル全体を回せており、現在2プロダクト目が仕上がろうとしているぐらいのタイミングです。ソフトウェアエンジニアリングに対する潮流が目まぐるしい昨今ですが、「Time To Market」を意識した速度感があり刺激のある経験をさせていただいております。

さて、直近の「AIと1人開発」を通して、環境変数やシークレットの実装について、AIは雑な実装を行うケースが多いなと感じました。 AIの実装をレビューするにしろ、従来通り自前で実装するにしろ、これらの実装に対する適切な審美眼は持っておきたいところです。 そこで今回は環境変数とシークレットの管理について、複数の観点から整理と効率化を考えてみました。 この記事を通して、お手元のプロダクトのリポジトリの環境変数・シークレットを見直すきっかけになれば幸いです。

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週次の勉強会を支える運営の文化作りの取り組み

こんにちは!開発組織のエンゲージメント向上をミッションとしている Developer Engagement Group (以下、DEG) の滝口(@ytakiguche)です。普段は「ぐるなびウエディング」の開発を担当するかたわら、開発組織全体の働きやすさ向上に取り組んでいます。

DEG に関しては以下の記事もぜひご覧ください。

開発組織において、ナレッジ共有を「仕組み」として定着させるのは、想像以上に骨が折れる仕事です。「勉強会を立ち上げたはいいものの、次第にネタが枯渇する」「参加者が固定化して形骸化する」「結局、目の前の案件が忙しくて後回しになる」……。そんな理想と現実のギャップに直面したことがある方は多いのではないでしょうか。

私たちの組織では、毎週金曜日に「ナレッジ共有会」を開催しており、足掛け3年ほどこの習慣を継続しています。もちろん、発表者が集まらずにスキップする週もありますが、無理に完走することに固執しない「しなやかさ」こそが、長く続いてきた理由かもしれません。

なぜ、兼務メンバー中心の運営でこれほど長く、多様な知見が循環し続けているのか。その舞台裏にある文化作りと、自動化による泥臭い工夫を公開します。

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Turborepo × pnpm で実現するモノレポ開発基盤

こんにちは。ぐるなびウエディング開発チームの須永です。普段は主にフロントエンド領域の開発を担当しています。

ぐるなびウエディングは、結婚式場検索・結婚式準備情報を提供するサービスです。
現在、オンプレミスで長年稼働してきた PHP システムをクラウドへ移行し、TypeScript で全面的に書き換えるリニューアルプロジェクトを進めています。

本記事では、このプロジェクトで採用している Turborepo と pnpm を活用したモノレポ開発基盤についてご紹介します。

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CI/CD と単体テストで守る! cdk-nag をアサーションテストに組み込んでセキュアなクリスマスを🎄

はじめに

メリークリスマス! 🎄 アドベントカレンダー最終日を担当します、村田です。 普段はメールを配信するシステムなど社内で共通に利用されるプラットフォームの運用、開発を行っています。

みなさん、クリスマスの準備は万端でしょうか?エンジニアにとって最高のクリスマスプレゼントは「平和で、何も起きない(アラートが鳴らない)夜」ですよね。

AWS CDK はインフラ構築を強力にサポートしてくれますが、その反面、S3バケットのパブリック公開や広すぎるIAM権限など、意図しないセキュリティホールを作ってしまう危険性もあります。

そのようなリスクをコードの段階で発見してくれるツールが、 cdk-nag です。 一般的に cdk-nag はデプロイパイプラインの途中で実行されるケースが多いですが、私たちのチームではもう一歩踏み込んで、「単体テスト(アサーションテスト)の一部」として cdk-nag を実行しています。

CI が失敗するのを待つのではなく、ローカルで npm test を実行した瞬間にセキュリティ違反に気づく——。いわゆる「Shift Left」を実践することで、開発スピードを落とさずに安全性を担保しています。

本記事では、pre-commit やスナップショットテストと組み合わせ、GitHub Actions 上で強固なパイプラインを築く私たちのチームの実践手法を紹介します。 セキュリティチェックを開発の日常に組み込み、安心して年末年始を迎えましょう!

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