こんにちは!かとうです。
寒くなって来ると濃厚なチョコレートケーキやアイスクリームがおいしくなりますよね。
そしてシュトーレンやグリューワインなど冬スイーツのシーズン!!!
先日、ぐるなびもゴールドスポンサーとして協賛させていただいているTechCrunch Tokyo 2018に行ってまいりました!
僭越ながらレポートさせていただきます!
TechCrunch Tokyoとは
TechCrunch Tokyoとは、『日本最大級のスタートアップの祭典』です。
Keynote Session、Fireside Chatと、100を超えるスタートアップの頂点を決めるスタートアップバトルの他に、
様々な個性あふれるプロダクトをひっさげて各社が出展するブースエリアがあります。
会場
昨年同様、今回も会場は渋谷ヒカリエさんのヒカリエホール!
11Fからエスカレーターで9Fのヒカリエホールへと下っていく途中にぐるなびのロゴがありました。
受付を済ませて、周囲を見るとコーヒーとお菓子をいただけるコーナーが。
TechCrunch Tokyo 2018のロゴをあしらったカラフルなマカロンをはじめ、クッキーや様々なお菓子がバスケットにイン。マカロンは様々なフレーバーがあって目移りしちゃいました!
ありがたくエネルギー源を頂戴し、座席へと足を進めるとステージ脇にもロゴを見つけました。
さて、TechCrunch Tokyo 2018、今回もコンテンツが盛りだくさんで、全てのセッションについて書いていくとスクロールする指が疲れるような長さの記事になってしまいそうなので、ここからは私が聞いたセッションのうちのいくつかをレポします!
面白いブースもたくさんあったのですが、今回お写真を撮り損ねてしまいました・・・うかつ・・・。
1日目
Fireside Chat 『Nianticが考えるこれからのAR』
【概要】
Niantic, Incのアジア統括本部長である川島優志氏によるセッション。
IngressやPokémon GOという強力なコンテンツを世に送り出したNianticの考えるAR。ARは人々を外に連れ出せる強力なツールであると捉え、『自分がいかに自然に気づいていなかったか、自然の素晴らしさを再発見させ、現実を拡張するのではなく、見失ってしまった現実ともう一度繋ぎなおす』というNiantic。
また、そうしたミッションは既にIngressやPokémon GOを通じて成果が大きく現れているとか。
日本でもゲームによってもたらされる社会現象とも呼べるような現象が連日ニュースで報じられていましたが、台湾南部に位置する台南で開催されたPokémon GOのイベントでは、たった5日間で台南へ来る年間の観光客の半分程度が海外から訪れたという驚きの数字も発表されました。
【所感】
ARは人々を外に連れ出せる強力なツールであると捉えた、という発想がとても面白かったです。
ゲームをする、というと外で体を使って遊ぶこととベクトルが真逆であると考えがちですが、『自分がいかに自然に気づいていなかったか、自然の素晴らしさを再発見させ、現実を拡張するのではなく、見失ってしまった現実ともう一度繋ぎなおす』という考えはとても新鮮でした。
楽しみながら、社会が良い方向に変わっていく、というのは素晴らしいです!
また、この日、Nianticの新作ゲームの予告動画が上映されました。
次作はなんとHarry Potter!楽しみすぎます!!
Startup Battle(First Round)
今回のStartup Battleは、合計20社が優勝を目指します。20社のうちわけはこちら。
まずFirst Roundで各社3分間のプレゼンの末、審査員の選んだ5社+会場投票1社の計6社がFinal Roundへ進めます。
今回も様々なサービスが出揃いました。今回は畜産や農業にフォーカスしたプロダクトが例年よりも多かったように思います。
そんな中、私が個人的に興味を持ったのは下記の2プロダクト。
GVA TECH株式会社さんのAI-CONレビュー
契約書トラブルをなくすために、契約書の各項目が自分にとって有利なのか不利なのかを判定してくれるサービス。
企業間取引の時にはNDAをはじめ様々な契約書を交わしますが、個人の場合にも契約書にサインするシチュエーションって凄く多いですよね。
そんなときに契約書の有利・不利をシステムで判定してくれたら、より安心して契約書にサインできると思いました。
株式会社すむたすさんのすむたす買取
不動産売買には3ヶ月から半年程度の時間が必要なところ、買い取りに最短1時間、契約と現金化に2日間。
3ヶ月かかっていたのが2日でできてしまうという、驚愕のスピード感!
着なくなった洋服をフリマアプリで売るような買い取り速度にびっくりです。
Product Update
昨年のStartup Battleで登壇したスタートアップが、一年後に近況報告をするproduct update。
昨年ぐるなび賞を授与したecbo株式会社さんの姿も。(昨年のTechCrunch Tokyoレポートはこちら)
ecbo株式会社さんのecbo cloakは、空きスペースを持つお店と荷物を預けたい人のマッチングサービス。
大手鉄道会社・デパート・美容院と契約し、1年で45000個分荷物を置くスペースを確保したとか。
立地によって荷物保管を利用するシーンが違うことがわかった、というのもとても興味深かったです。
2日目
2日目は夕方から参戦。
Final Round
First Roundは20社でしたが、この時点で6社に。そして3分だった持ち時間が、1社5分に変わります。
Final Roundに進出したのは、以下の6社。
- 理系学生のダイレクトリクルーティングが行えるLabBaseと共同研究を加速するための研究者情報DBサービスLabBase R&Dの株式会社POL
- 病院と介護施設をマッチングするkuraseruの株式会社KURASERU
- LGBT向けの求人情報の掲載、支援を行うJobRainbowの株式会社jobRainbow
- ドローン重心制御技術の株式会社エアロネクスト
- 養豚場経営支援システムPorkerの株式会社Eco-Pork
- イエバエにより畜産糞尿や生ゴミから飼料と肥料を生み出す株式会社ムスカ
協賛企業はクライアント賞が授与できます。6社のプレゼンのあと、まずはクライアント賞が授与されました。
ぐるなび賞は、株式会社タイミーさんに授与させていただきました。
飲食店などの人手不足を解消するためのアプリ、Taimee。求人側と働き手のマッチング率は驚異の97%とのこと。
飲食業界も、人材不足に悩んでいるお店が多く、弊社ととても親和性が高いサービスでした。おめでとうございます!
実は、ぐるなび賞のパネル、デザイングループの新卒2年目のメンバーがデザインしてくれています。
例年パネルにはこだわっているのですが、今年はパネルを渡すのではなく首からかけるという渡し方のデザインに。
そして、見事TechCrunch Tokyo 2018のStartup Battleを勝ち抜いたのは、株式会社ムスカさん。
45年、1100世代にもわたって品種改良されたイエバエのたまごを生ゴミや畜産糞尿に撒くことで、有機肥料を生み出すプラントを開発。
本来畜産糞尿から堆肥を作り出すには約3ヶ月かかるところが、ムスカシステムではなんと完熟堆肥以上の効果を持つ有機肥料が1週間あれば作れるとのことでした。
生産された肥料を使って育てた植物は根張りがよく、飼料を使って育てた魚は成長速度が速まったと大学との共同研究で証明されたとか。
暫定CEOのハエを好きになってください、という言葉にはインパクトがありました。
まとめ
毎年、様々なスタートアップ企業とプロダクトでワクワクさせてくれるTechCrunch Tokyo。
テクノロジーの力があれば、様々な問題を解決していけると再度実感させてくれました!
関係者のみなさま、ありがとうございました。
来年のTechCrunch Tokyoも楽しみです!
お知らせ
今年はぐるなびアドベントカレンダー2018も実施中です!